Design Management Projects

デザイン経営スクール
プロジェクト事例

2023’s Project

越前鯖江デザイン経営スクール2023で生まれたプロジェクト

2023 Project

問屋の可能性と新たな価値づくり

曽明漆器店は、約22,000点・4,500万円相当の在庫課題に着目し、「問屋の可能性と新たな価値づくり」をテーマに掲げました。在庫品を活かす「一期一会マーケット」を開催し、漆器の新たな魅力や使い方を伝えることで価値ある販売を実現。回を重ねるごとにコンセプトに賛同する事業者が集まり、現在では様々な商品を扱うようになっています。定期開催を続け、今後はカフェとの連携や「漆器コンシェルジュ」構想も視野に、問屋として産地貢献の道を広げていきます。

企業:
曽明漆器店(漆器/鯖江市) 創業101年、四代目が後を継ぐ越前漆器の製造卸業社。伝統的な漆器と新しい視点での物作りに挑戦している。
メンバー:
中川 晴香:会社員
宮藤 遥香:グラフィックデザイナー
池田 武史:デザイナー / アイ・デザインスタジオ
早川 祐美:商品・WEBプランナー/OOKABE Creations㈱
2023 Project

産地の伝え手になる

小柳箪笥店チームは、職人の高齢化と箪笥需要の減少という課題に向き合い、「伝え手になる」をテーマに挑戦しました。5代目が広報や営業を担うことで、4代目が制作や人材育成に集中できる体制を整備。新たな商品開発や冊子「百年箪笥研究所」の制作も行い、箪笥の魅力を伝える仕組みづくりを進めました。「あつらえる」精神を現代につなぎながら、次世代の職人とお客さま、そして産地をつなぐ新しい伝統の形を目指しています。

企業:
小柳箪笥店(箪笥/越前市) 創業 100 年を超える越前箪笥の老舗。
越前箪笥からオーダー家具、自社ブランド商品の製造販売を行う。
メンバー:
武井 靖:地域のデザイナー / なんなん
吉田 謙:眼鏡職人(見習い)
白崎 朋華
田賀 詩織:グラフィックデザイナー
2023 Project

KAWARA SCAPE PROJECT

越前瓦の魅力と風景を守るため、越前セラミカチームは「KAWARA SCAPE PROJECT」を始動しました。チームは「つたえる」「つくる」の2軸で、HP改修や紹介動画の制作、インスタライブなどで情報発信を強化。瓦の特性を活かしたインテリア製品やテラゾーベンチを開発し、暮らしに瓦を取り入れる提案を行いました。現在も、チームの専門性を活かして瓦の価値を広く伝え続けており、その取り組みの一つとして2025年にショールームを新規オープンしました。

企業:
越前セラミカ(瓦/越前市) 越前瓦を製造・販売するメーカー。屋根工事やタイルの製造、エコ瓦や瓦の新商品の開発などを行っている。
メンバー:
牛島 隆敬:建築士/牛島隆敬建築設計事務所
塚田 功樹:エンジニア/福井コンピュータアーキテクト株式会社
山田 愛弓:代表兼ディレクター/株式会社La Mauve
山形 奈都子:ルームスタイリスト/個人事業主
2023 Project

地域と眼鏡産業が持続する仕組みをつくる

沢正眼鏡チームは「地域で眼鏡をつくる、眼鏡で地域をつくる」を掲げ、雇用受け入れ体制整備や地域の住宅支援に着手。「コツコツ100」「今日コレ日誌」など社内改善や技術継承を進めました。2024年以降は、雇用と住まいの情報交流拠点とシェアハウスを一体化した「情報シェアハウス」構想を始動。2025年オープンを目指し、築90年の空き家を改修するための改修資金をクラウドファンディングで募ったり、DIYワークショップを開催したりなど、着実に歩みを進めています。

企業:
沢正眼鏡(眼鏡/鯖江市) 鯖江市河和田地区でプラスチックフレームを中心とした眼鏡フレームを製造する企業。創業から約70年にわたり、高品質にこだわった製造を続けています。
メンバー:
井上和樹:設計士
井村竜騎:産地の応援者
佐野響 :沢正眼鏡アルバイト・一般社団法人SOE
江澤藍莉:RENEW事務局長
島田颯羽:大学生

2024’s Project

越前鯖江デザイン経営スクール2024で生まれたプロジェクト

2024 Project

塗りは無限だ!吹き付け塗装の可能性を追求

創業100年を迎える高橋工芸は、木地師の減少や茶道具需要の低下といった課題に向き合い、「塗装の可能性」を追求する取り組みを行いました。本プロジェクトを通して「越前塗装研究所(えちとけん)」を立ち上げ、塗装見本集「Nuripedia」の制作や、ショールームの整備を進めています。意匠性・機能性・再生性の3つの観点から塗装の価値を発信し、「塗装といえば高橋工芸」と思ってもらえる存在を目指しています。

企業:
高橋工芸(塗装/鯖江市) 鯖江市で100年続く越前漆器製造の会社です。お茶道具や節句人形の屏風・台を中心に製造しており、社内では吹き付けによる塗りを中心に人の手で丁寧に作業しています。現在は日常に彩りを加えてより豊かにすることをコンセプトに自社製品の開発にも力を入れています。製品を通じて今より少しだけ大きな心のゆとりを生み出すことを目標としています。
メンバー:
浅井みさ:プロダクトデザイナー / フリーランス
山口弘人:ホテリエ/フリーランス
中坪優太 :大学生
2024 Project

社員全員で生み出す新たな印刷と幸せ

サカエマークチームでは、全社員が企画・提案に関われる組織、高付加価値型の働き方へのシフトを目指し、全社員参加のワークショップを開催。「幸せ」をワークショップのテーマとして掲げ、「幸せ=自分と大切な人に生きる力がみなぎること」と定義。その感覚を「ワクワク」「ふわふわ」などの擬態語で表現し、印刷技術を用いた作品を制作・展示しました。創造性を育む環境づくりを通して、提案型印刷会社への転換を進めています。

企業:
サカエマーク(印刷・加工/鯖江市) 「株式会社サカエマークは、印刷技術を通じて関わるすべての方々の幸せを創造する企業です。オフセット印刷とシール印刷の充実した設備を活かし、自社内一貫生産体制でデザイン・企画から印刷・加工まで対応。お客様の発展を支え、信頼を大切にしながら、共に成長し続けることを目指します。
メンバー:
高橋祐太:日華化学株式会社
常松朋子:プロジェクトマネージャー / TSUGI
竹内広輔:タケウチデザインワークス代表
2024 Project

森と人と暮らしをつなげる100年企業のもくもく戦略

中西木材チームは、日本の林業が抱える課題や、中西木材が抱える広報戦略や販路不足といった課題に対し、社員全員で「中西ブランド」づくりに取り組みました。ホームページの刷新や、製品活用場所をまとめた「mokumokuMAP」の作成、既存商品の再設計、社内会議「mokumoku会議」の実施などを行いました。組織内の対話を促進しながら、自立的なブランド経営と組織づくりを進め、今後は植林体験などのmokumokuツアーにも取り組む予定です。

企業:
中西木材(製材・加工/越前市) 中西木材は、大正10年創業以来森林資源の有効活用を掲げ森林整備から、製材、集成材製造や木質燃料の製造また大型木造施設の建設から戸建て住宅の建築、そして木質リサイクル業など
持続可能な森林経営を目指し、あらゆる可能性にチャレンジしています
メンバー:
佐藤寛起:株式会社トヨトミ
松田芽衣:ユニフォームネクスト株式会社
福田正智:大学生
2024 Project

和紙で伝統、社会、未来をつくる

山伝製紙チームは、社内コミュニケーションの課題を受けて、新しい組織の基盤づくりに向けて、全社員参加型のワークショップを実施しました。和紙で「伝統をつくる」「社会をつくる」「未来をつくる」をテーマに、社長の想いや社員の声を共有し、世代間の理解とつながりを深めました。これまで無口だった職人たちが笑顔で話す姿も見られ、組織の雰囲気が大きく変化しました。今後もワークショップを継続し、理念と技術の両立を目指す組織づくりを進めていきます。

企業:
山伝製紙(和紙/越前市) 明治初年度に手漉きチリ紙製造をはじめ、その後、手漉き美術小間紙を経て、現在は機械抄き和紙を製造する。和紙や産地への敬意を常に忘れず、越前の地に根付いてきた技だけでなく、同時に新しい技術や素材を取り込む事で未来を見据え、現代的なアプローチで和紙の可能性を追求する。
メンバー:
松田剛:地域おこし協力隊
荒木駿太:WEBデザイナー / Good brew株式会社
岩崎かおり:越前市役所 / イラストレーター